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日本で再び活躍!北極でのウール服
かつて北極を旅していたころ
極寒の地で命を守ってくれたのは、繊維が生きた「上質なウール繊維」でした。
あらゆるスポンサーからもテクノロジーを駆使した、化繊の肌着も提供されておりましたが
実は、ウールほど温かくはなかったのです。
雪崩に巻き込まれて低体温症になった私の命を救ってくれたのは、ウールの発熱するチカラでした。
でも北極では健康体で、暑がりだった私が、 その後日本では、過労とクーラーで冷え症になり、 そのとき、また遠征でのウールの肌着がカラダを温めてくれました。
塩素で傷ついていないウールやリネン、コットンなどの天然繊維は、 その状況や季節に合わせて選ぶことで、 本当のあたたかさを生み、小さなベビーたちの命をすこやかに育みます。
厳しい現場でも使えるほどの「本物の道具」でありながら、でも「街なかでも着ていても、ちょっとカワイイ」。
そんな本質を見極めた「道具としての服づくり」を志しています。
フェアトレードにこだわるということ
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その良い商品、〝そもそも〟どうやってできているの?
ついつい、コットンは
自然素材で、肌にやさしい、と勘違いしてしまいがち。
でも実は、その栽培の裏には数多くの問題が潜んでいるのです。
なぜ一度漂白して、化学染料で染めて
一見、手が込んだように思える生地が、
漂白もせず、色も染めていないオーガニック*コットンより、
破格的に安く手に入るのでしょうか。
普段、なにげなく低価格で購入しているコットンを栽培するためには、
大量の農薬や化学肥料が使われています。
さらに、低賃金労働や児童労働の問題のほかに、
生産過程で発生する汚れを漂白や色染めすることでごまかしているのも事実です。
オーガニック*コットンの収穫量は、世界のコットン収穫量のうち、
わずか0.2~0.5%のみ。それ以外の一般綿花農場では、
すべての農作物で使用される全殺虫剤消費量のうち、
25%もコットン畑で使用されているという報告があります。
これにより農薬漬けになった綿農場では、
毎年何百万人もの農民が農薬を直接吸い込んだり、
汚染された水を飲むことによって健康が蝕まれています。
またインドでは農薬を買うために借金苦に陥り
それが原因で自殺したとみられる農民は6年間で10万人にも及ぶといいます。
(一部NOC、インド政府発表より引用)
従来のコットン製品の製造の考えでは、
同じ形、色、そして大量に安く作るという消費者が求める目的を、
優先して本来は不揃いであるはずの天然自然の材料を、
多くの化学処理行程によって一定の規格製品に仕上げてきました。
たとえ無漂白生地であっても、
その生産過程で農薬を使っていれば
それは誰かを犠牲にして創られている可能性は高いのです。
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ものづくりへの責任を負うこと
Kotori worksでは、素材から糸、糸から服になるまで、
すべてにおいて使う人のことを考えて選択し、丁寧にお創りしています。
どうやって運ばれて、誰が作っているのか、
相手がすべて見えることで、安心して私自身も使うことができます。
綿農家など生産の現場での 児童労働や低賃金労働をなくすために
「フェアトレード」を奨めたい、という気持ちから 正当な価格を支払って、
フェアトレード素材を積極的に採用しております。
できれば「国内でのフェアトレードを目指したい」
というキモチから 日本製(紡績・染めも関西より以南にて行っております)にこだわり
Kotori worksのスタッフにもフェアトレードを行うよう心がけております。
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Kotoriの価格について
上質なオーガニック素材に負けないよう
ご利用になられる方へのキモチを込めて 一枚いちまい、
丁寧にふちどり加工をして仕上げております。
良質な羊飼いや綿農家の方にも、無理なくご継続してお願いできるよう、
そして、上質なリネンやウールの商品が皆様のところへお届けできるためにも、
このような価格設定とさせて頂いております。
しかしながら、化学染料で染めたチープなコットンやウール、
ロックミシンだけで仕上げた布ナプキンなどに比べ多少、
割高に感じてしまうかもしれません。
オーガニックリネンのバイアスや、上質なウールでのホールガーメント仕様など、
材料費および制作工程から販売価格を設定しますと、
かなりの金額になってしまうことから、
できるだけ皆様へ広くお伝えできるよう、できるだけ足で稼ぎ、運営費をきりつめ
非オーガニック製品と価格と差がでないように可能な限り努めております。
上質な素材、質感、着心地の良さを、ぜひその肌でご実感ください。
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