『100%天然撥水シート』のお取扱方法についてのご案内

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             Kotori works news letter
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         オーガニック・リネン & コットン専門店 

         + Kotori works + より お手紙です♪

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  ~ 少し長文になります、お時間のある方のみご覧くださいませ ~


仙台はやっと梅雨らしい夜になりました。
毎年、この時期には
庭にラベンダーが咲き、
必ずハチさんが巣を創ります。

でも今年はなぜか
巣を創るどころか、飛んでもいません、、、、。

いろんな方のお話を聞くと
蝶々が今年は飛んでない、、、と皆いいます。


農協が奨めるお米の農薬が
一斉に代わったのが
原因ではないか、、、と話していました。

アインシュタインは
『もしミツバチがいなくなったら、人間の命はあと4年しかない』
と話していたそうです。


私たちの暮らすこの自然は
すべてが繋がり合っています。

そして今日、すてきなメールを頂きました。

『出産を終え、子育てしているときに捨てていた
 紙おむつの量の多さをみて
 何気なく思ったのです

 「この子が大人になったときの地球って・・・」と
 本当に漠然で、何の根拠もなく、ただ不安になりました

 この世の水の絶対量は決まっていて、無くなりも足されもしない
 と聞いたことを思い出しました
 つまり、それは、使いまわしているということ。
 どの水も体の中に入るということ。
 だと思いだしたとき、どきっとしました

 個人でできることはほんの一部だとしても、
 やらないより、やったほうがいい、と思い直しました』



私もハッとさせられました。


そして『 水はカラダも巡る 』 という言葉に
農薬や化学薬品、塩素で水を汚さずに
商品を作ることの大切さ、
沢山の水や農薬を必要としない
リネン繊維を率先して使うことに
確信を得ました。

私が想う、なるべく石油製品ではなく
自然に還るモノづくりは
世に逆行し、かなり苦労がありますが
根底には『なるべく肌にも自然にも負荷がないものを』という
そんな願いがありました。

琺瑯バケツも創る際に
かなり真剣に悩みましたが
琺瑯は、すべて自然に土に還ることを知り
作成することを決断しました。

ただ、ときには天然素材は
肌や自然への優しさというメリットとは逆に
化繊のように取扱いがカンタンではない場合もあります。



防水シートについていえば
ハッキリ言うと
化繊の防水シート、
なかでも一流のゴアテックスというシートでさえも
やはり、デリケートゾーンや
水分がたまるところでは
ムレてしまうのが現状です。


特に布ナプキンでは
シートがあれば
その裏にある生地は
化学染料に染まった生地でも
シートがあるから関係ない、、、ということで
かなり派手な色のナプキンが多いですが、、、

それはつまり、
シートが防御して
肌呼吸しないから、関係ない、、ということになります。


それでは、せっかく布ナプキンに替えた意味がないように思っておりました。


それを、もし肌呼吸できる素材にしたら
逆に蒸された薬品が
皮膚に浸透し、怖いことになります。


だから、私は最初から石油でできた
防水シートを安易に入れることは避けてきました。

でも今日、同じタイミングで
『洗うほどに防水性が高まる
天然素材の撥水シート』についても
お問合せのメールがありました。

本体ホルダー夜用の
中のシートがギュッと凝縮してしまいました、、
どうしてでしょうか、、、というご連絡でした(ありがとうございます)。

ぜひ皆さんともシェアさせて頂ければと思い
取扱いについてご説明させて頂きたく思います。


この化繊の防水シートの代わりに使っている素材は
洗うと繊維同士がからみあって縮んで、
ぎゅっと硬くなる特殊な素材です。

自然の素材を1本の糸で
商品のサイズに小さく編んで
その後、ある程度ちぢみを落ち着かせるために
大きめのタンクの水で少しの分量ずつに小分けし
2度洗濯してから裁断し、
生地にぬいつけ、中にお入れしてお創りしております。

それがゆえに100%天然素材なのに
水を通さない仕組みがあります。

この糸は
とても縮率が高く、同時に
大変取り扱いに難しく、いつも制作に苦労しております。

なるべく縮みがとまるところまで
洗いをかけ仕上げておりますが

基本的には
お洗濯後、中の生地や
全体を引っ張って整えてから干すと
実験では、ほとんど縮みに関しては問題はございませんでした。


ただ下記の場合は
どこまでも縮む可能性がございますので
ご注意いただければと思いご案内させて頂きます。

・お湯で洗った場合
・洗剤が多かった場合
・大量の洗濯モノと一緒に洗った場合にぎゅうぎゅうにもまれて
 糸がギュっと固まってしまった場合
・固形せっけんでゴシゴシ洗いした場合

これを防ぐ改善策としては
・お水で洗う、洗濯機では少量にして洗う、
 洗剤は少なめに、手でほぐしてから干す(手である程度形と整え、引っ張ってから干す)

 固形石鹸はできるだけ防水シートが入ったものは控える、脱水機は控える
 できれば、この商品だけ手で押し洗いする程度にする

ということで防ぐことができます。
商品販売時にご説明が不足しておりまして
申し訳ございませんでした。ここにお詫び申し上げます。


逆にいうと
これさえ気をつけて頂ければ
化繊に負けない防水性と
化繊にはない、肌呼吸できる心地よさ=ムレやカブレから解放される
ことになります。


カブレやムレを解消させたくて
布なぷに替えたい方は
ぜひ恐れずに、天然素材の防水シートを愛してあげてください。
ちょっと手間をかけた分、
きっとカラダがそれに応えてくれるはずです。


ただいま、上記の素材が入っている商品は
こちらになります。

■撥水シート入り4層替えなぷ
■母乳パッド
■夜用本体ホルダー
■一体型用布ナプキン 専用 撥水シート単品
■リネンガードルのオシリ部分


九州大学の論文によると
皮膚を締め付けること、化学繊維によるストレスなどが
カラダの免疫力を低下させるデータがでたそうです。


できるだけ一番肌に近い
肌着や衣類でストレスを軽減させてあげることが
免疫力を上げ、リラックスすることで
女性ホルモンも安定させるのだと思います。


お洗濯やお取扱いにつきまして何かご不明な点がございましたら
お気軽にお問い合わせくださいませ。
より良いものを創るために、皆様の貴重なご意見をもとに
職人スタッフ一同、日々精進して参ります。


そして、これからも神様が与えてくださった自然のやさしさが
どうぞ皆様を癒してくださいますように、、、。



 Kotori works
 武内ヒロコより
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