ロハス*キャンプ第一章 「ルート選びの難しさ」
2006年10月11日 wrote
先週末の特異な嵐のなか、開催されたロハス*キャンプ。その舞台裏から、終わったあとまでの想いを、
ほんの少しですが何回かに分けて綴っていきたいと思っています。
本日は「ルート選び」について、デス。
このプログラムは、太陽や月の光を感じながらのヨガや
絶景のロケーションでのヨガ、
そして、そんな場所でもマクロビオティックが楽しめるというのが特徴でした。
しかも、移動手段はシーカヤック。
つまり、太陽があがってくる位置、月が光を増す時間、
ヨガができるスペースや環境、シーカヤックで乗り付けられるビーチがあるか、
引力による満ち引きによってスペースが確保できるか、
ヨガをするためにはその時間は空腹でなくてはならない、などを複雑に計算して
無数に広がる半島の海図を広げて、ルートや行程を組んでいました。
それは、とても難しく、あらゆる偶然が重ならないと
できないことだと思っていました。
しかし、今年は満月(6日が旧暦8月15日だけど、実際の満月は7日だった)で
満月が見られるのはもちろん、大潮により幻想的な光景も見られるはずだったのだ。
私にとって、そのルート選びやプランは
ワクワクするもので、ロハス*キャンプにふさわしい完璧なものだった・・・。
しかし、今回の予測のつかない天候に
1ヶ月前から計算し確定していたルートや行程表は、すべてひっくり返ってしまいました。
そして前日、ルートを再考し、安全確保のためヨガができるコテージを手配し、
多くの支えて下さっている方へのご案内も再手配することとなったのです。
冷静にいろんなコトを考えました。
悩み苦しみましたが、各スタッフの方からは、
その状況に応じてプログラムを変えますよ~などのサポートの声も頂き、
今回の「自然のエネルギーを自分に取り入れながら、自分に湧き起こるものを感じる」
という主旨は、どんな手段であれ、伝えることはできるのではないか、とも思えてきました。
そして、これは私たちに与えられた課題なのだと想いました。
思っている通りにはコトは運ばない。
まさに力を試されている気持ちになりました。
でも全ては目の前で起きていることを受け入れ、
自然の現象に身を任せるしかなく、それに従い時間を過ごすことを選びました。
それが、自然にみんなで始まった「温まるためのヨーガ」や
月が出てくれたときに感動して自然発生した「満月のヨーガ」でした。
私が仕掛けようと思っていたプランより、
そうして自然に発生したロケーションや心理状態でのヨーガのほうが
いかに意味があるのか、を思い知らされました。
今日はこの辺で・・・・。