チリ・南極区のホーン岬を周ったときのこと・・・

昨日、ブログを書かなくちゃ、と思いながらもテレビを見ていたら、


ちょうど「世界ふしぎ発見」で、南米最南端のことが特集されてつい見入ってしまった・・・。






うわあ、懐かしい、と思いながらも、夏の景色のその風景は

私たちが行った厳冬期のものとはだいぶ表情が違ってみえた。





南極にもっとも近い村、プエルト・ウイリアムスから

シーカヤックでさらに南下し、ホーン岬を目指した私たち。



風が強いと聞いていたが、無風状態なのに常に木が斜めになっていることで

いかに風が強いのかを実感したのを覚えている。

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雨の降ってくるテント、ビーバーが住む川から赤い水を拝借して調理する料理、

そして漕いでも進まない向かい風。


どれも苦い思い出だけど、21歳の私にはとても衝撃的ないい思い出になった。



怖いものみたさで、岬をアタックするときに一人艇で漕がせてください、

と生意気にいったことも鮮明に覚えてる。


↓ホーン岬アタック前の静かな海にて「ぜ~んぜん、平気。」とまだ調子に乗っている頃。
このあと外洋に出たとたん、すごい波にもまれることとなる・・・。


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でもあの波のなかでシーカヤックの機動力に感動できたからこそ

勢いあまって今度は北極までシーカヤックを作った民族に

会いに行くきっかけにもなったのだと思うと、

それはそれで良かったのだと思う。


↓上陸するとまずは木を拾って食事づくり。
時折、ビーバーが集めた木を拝借することも。


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↓こっちはグリーンランドにて。
グリーンランドのほうが、まだ文化や民族が残ってて面白いかも。


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でも、シーカヤックと出会えたことで、行動範囲がぐ~んと、視野もぐ~んと

広がったのは事実。


自分の行きたいところへ舳先を向けて漕ぐ・・・。

これは私がシーカヤックから学んだ哲学で、普段の生き方にも役立ててます。

自分がしたいこと、向かいたいところはどこなんだろう、

っていっつも模索しながら生きています。

それがないとどこに進んでいるかわからないもんね!

こひろ談

 
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