シーカヤックよもやま話。

海にでることは、

小さな航海みたいなもの。

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あらゆる状況を自分で判断するのが

またシーカヤックの楽しみでもあります。



でもどこの国の海に行っても

私はかならず地元の漁師さんの話を聞いてから

旅にでるようにしています。



三陸の漁師もまた皆おもしろい方ばかり。

三陸では350年も前から伝承される

漁師の「気象警句」というものがあります!


それが今日の新聞に紹介されていました~。



例えば

「戌亥(いぬい)の癇(かん)立つ常南」は

「北西の方向に入道雲が立つ空模様は好天が続く」という意味。



「3月水は脛(すね)割れ水」(3月の海水は1年で最も冷たい)、

「朝雨小博打(ばくち)裸のもと」

(小さな博打のつもりが大負けして裸にさせられるように、

朝雨が降っても日中服をぬぐほど好天になる日もある)など。



警句には、そこで暮らす方が肌で感じ

人間くさいユーモアを添えて表現したものばかり。





シーカヤックをしに色んなところに行って

海は漁師だけのものではない、と言って

現地の漁師さんを尊重しなかったり

漁師さんたちとぶつかって問題を起していくカヤッカーもいる、

とよく聞きます。



全国のいいゲレンデでもシーカヤックが煙たがられたり

キャンプ禁止になってしまったりと

悲しい話も聞こえてきます。




三陸ではなるべくそういうことのないよう

漁師さんとの共生をはかっているけど

いつ誰かがぽっと来て

マナー違反をしてしまうと

漁師さんからみると

シーカヤッカーは全て同じグループにみえちゃうから

「シーカヤッカーは悪い」みたいな

レッテルを貼られちゃうと辛いな~って思う。




やはりそこで生活している方が

何よりそこを一番知っていると思うので

自分たちの航海の安全のためにも

そして

彼らの生活を邪魔しないためにも

その地の漁師と話をするのは

とても大きな意味があると思います。




ちなみに三陸の警句はかなり的中するそう・・・。

昨年の10.6(ジュッテンロク)の気象や温暖化による最近の異常気象以外はね。
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