たまりたまった東洋医学講座の報告写真と次回のお知らせ~
2008年6月7日 wrote
私たち人間も自然の一部であることを実感しながら
薬に頼らず
健康にいられたら、
そして、老後も「ピンピンコロリ」
(長野の長寿村の運動でピンピン元気に過ごして、コロリと死ぬ♪)
で過ごせたらいいね、と
将来の自分たちの豊かな生活のために
(お金がというのではなく、暮らし方が豊かな、という意味)
今は生活をやや犠牲にしつつ本気で東洋医学を学んでいる武内夫妻。
きっと、今の医療体制では
薬代や医療費に莫大なお金がかかりすぎて
国も財政難に苦しむのは確実のような気がします。
しかも、症状によっては薬漬けの治療で
治る病気も病院では悪化させてしまう現状にも悔しさが、、、。
それで数人の家族を失っている私は、
なおさら、もっと自分の持っている力で
どうにかならないのかな~と思ってしまいます。
だから自然治癒力を大切にした
東洋医学で長い時間まかなってきたニッポンは
かつて明治時代に追い払ってしまった東洋医学を
もう一度、見直す時期が来るべきだと思います。
(もちろん西洋医学も状況によっては必要なので
互いに融合し、ちゃんと自分の意思でセレクトできる体制が大切だと思います)
ヨガや
マクロビオティック、自然食だけでなく
もっとカラダの症状や東北の気候に合わせた暮らし方を
そして症状に合わせてもっと積極的に
事前に未病をケアできたら、
人は不必要な病気に悩まずもっとハッピーになれると信じています。
そして私の尊敬する東北のおばあちゃんたちの
自然療法もベースとなっているのは東洋医学。
その考えは
とっても奥深く、日本人の私にもしっくりきて
ニッポン人としてのアイデンティティを再確認させてくれます。
でもでも東洋医学の良さは、
残念ながら海外でのほうが評価が高く
日本人である私たちの国で
もっと普及すべきだよね、という想いで
昨年、冬から阿部先生と始めた東洋医学講座ですが
いよいよスタートしてからもう季節を1周して
1年とちょっとになりました。
毎回、その季節に合わせて
自分たちの家族をケアできるよう
東洋医学の■基礎概論 ■養生法、そして■実技として実際の生活で役立つケアの方法を学び
最後にその気候・特有の症状(5つの邪気をテーマに)をケアする
「マクロビ薬膳料理」を一品持ち寄りで楽しむこの講座。
冬からこれまでも開催していたのですが
忙しさのなかで12月の冬の五行である「水・腎の会」以来
ずいぶんと報告写真が滞ってしまいましたが
2回分&次の案内までまとめてご報告します♪
参加されている皆様、ホントーにお待たせして申しわけございませんでした!
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ヨガやアロマやお料理などの分野で活躍する方が多いので
それに役立つように表面的・断面的ではなくって、
ちゃんと基礎から立体的に学ぼう!ということで
昨年夏に段階的に講座内容を組立てて仕切りなおしした東洋医学講座。
もう生徒さんは面白くってかなり真剣です!
生活のなかだけでなく、
それぞれの分野のお仕事にも共通してくる考え方や実技なので役立ちますよね
ということで、12月の今回は、忘年会パーティも兼ねての開催でした~
呑みながら、笑いながら、楽しい講座でした!
講座では私たちのカラダを構成する「氣・血・津液」の再確認と、
実技ではカラダの歪み補正と響きの反発を実践しました。
そして今回は、冬に弱ってくる腎を助ける食材での薬膳メニュー。
冬は身体の陽気も消耗し、身体が冷え、エネルギー代謝とともに
気のめぐりも悪くなるといいます。
冬の五行は「腎」と「水」。
私も津液のバランスを崩していました。
腎は水分代謝をコントロールし、ホルモン系、生殖系の機能までも影響する大切な臓器。
しかも寒冷に弱い臓器なので、
この季節はとくに身体を冷やす食べ物は控えたほうがいいということで
腎に効く食べ物といえば黒いもの、で
黒豆や黒ゴマなどの黒づくしのメニューになりました!
(実は秋から腎に効く食べ物ばかり食べてたので、すんなり妊娠できたのかも?)
※カメラを友人宅に忘れて写真がなくってごめんなさい^^;
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そして春に開催された講座のご報告~~
座学では、陰陽五行論だけではなく
立体的に病や症状をさぐってみましょう~ということで
「八鋼弁証」で病を立体的に探る
・「陰陽」のほかに
「表・裏」「虚・実」「寒・熱」の4つのものさしで、
病邪の位置・性質・勢いを判断していく
というのをやりました。
また
春は陽気が高まって、がんばりすぎ
肝機能が高まりすぎて逆にやられてしまいがち。
お料理は、肝機能を助ける
酢のものや
冬にたまった脂肪を排出して体を目覚めさせてくれる
山菜の苦味など。
マッチのフキノトウもおいしかった~!
フキノトウには、鎮咳、健胃、喘息の改善などの効能があるそうです!
春に酸味があるものを食べると
体内の循環が活発になりますが
そのとき一緒に食べたいのが
冬眠中だったカラダのなかで眠っていた細胞を起こして元気にしてくれる
この「苦」の味なんだそう。
でも食べすぎると酢は胃腸を弱め、苦味は精が強くカラダが負けてしまうので要注意!
またしても写真がなくってゴメンナサイ^^;
そしてこの日も夜12時近くまで実技が行われ、、、、
いつも名残惜しくみんな帰宅するのでした。
そして、次回は6月14日(土)に開催されます♪
18時30分からなのでお間違いなく~~。
次回は、
全身を張り巡らせる
「経絡」のお話です!
カラダは全部つながってる~
病気や各部位の症状も全て繋がってる~と感じていただけるはず♪
そして季節の養生法は
梅雨時期の湿邪への対応策。
陰性が強まる梅雨時期、
カラダにたまりやすい湿邪とどう向き合うか。
そしてマクロビ薬膳の
お料理は
カラダにもたまりやすい水分を排出してくれるものがテーマです!
アズキとかソラ豆とかも、カラダの水分を排出してくれる作用がありま~す!
病気をして、妊娠して
最近
食生活について、いろんな想いが、、、
マクロビの調理法や考え方もステキだけどそれプラス、
東洋医学的に考えるとそれだけではなく
もっと薬膳の医食同源的考え
(陰陽五行論だけでなく更に深く、カラダの性質や証、外邪に合わせて
食材や調理を考える調理法)も大切にして、でもでも
中国産のものや過度な動物性のものはあんまり沢山使いたくなくって、
それらの考え方のいいところを取り入れつつ
結局は
せっかく東北に暮らしているんだから、宮城の気候や行事にあわせて
なるべく東北の食材を使って
もうちょっと東北ならではの食生活を目指したいな、と思うようになりました、、、、
そうすると、だんだん郷土食を大切にした
東北人ならではの薬膳マクロビみたいな食生活ができたらいいな~と
思うようになりました。
そしたらステキな出会いがあって
宮城在住のおばあちゃんたちから宮城の伝統食を学べる機会をいただき
改めて東北に生まれてよかった~と実感!
身近にあるもの、しかも季節の物々交換で気軽に手に入るもので
十分、健康的な食生活ができるのかも!
おばあちゃんたちは、華やかじゃないし、なにも資格はないけど
ものすごい知恵が詰まっています。
勉強していなくっても
無意識に季節の暮らしをしています。
そんな東北のおばあちゃんたちは
今の私のかけがいのない財産に思えてなりません。
話がそれましたが
日本人として、東北人としての
豊かな生活が身近にあることに感謝します。
そして東洋医学講座で少しでも
みなさんの日常で日本人のカラダのあった健康に役立つヒントがあれば
阿部先生と会を開いている甲斐があります!
もう一度、ニッポン人であることを楽しみましょう~~~~!