嵐があらわにした現実の海
2006年10月26日 wrote
よく台所は海への入り口、とは言うものの、実際に海に行かないと、そんな実感もなく
平気で汚いものを流してしまいがち。
流れてしまって見えなくなったものへの責任は、
あんまり感じないものです・・・。
でも、シーカヤックで旅をしていると
海に接することも多く、
私たちの祖先を育んだ海が、
いかに、汚れているかという危機を感じてきます。
この間の、大きな嵐は、そんな現実を浮き彫りにしていました。
ビーチへものすごい量のゴミが打ち上げられ、ゴミで埋め尽くされていたのです!!
シーカヤックは海面に近いので、ゴミを拾いやすく
なるべく拾って漕いでいたけど、こんな膨大な量は凄すぎます!
陸地は無農薬野菜などが広まることで土がよくなっていくけど、
海だって、お魚をとったり、美しい景色にウットリしたりと
恩恵を受けることは多いはず!
しかも日本人はサカナの文化だから、
それを食べることで自分のカラダにも蓄積されるのです。
海も循環できるよう、意識を変えなければ。
漁師さんでさえ、ゴミを船から捨てたり、
海に直接、化学系洗剤を垂れ流ししてしまっているというらしい!
私たちも、ただ漕ぐだけではなく、ただその恩恵を受けるだけではなく、
参加者の方や協力して下さる方を通じて、
より現地の方にも伝わるような、
そんなメッセージ性のあるツアーをしていきたいと考えています。
いつか、三陸の全エリアを
ゴミを捨てない意識を広めながら、南から北へと漕いで行く
キャラバンみたいなのを組んで旅したいと思っています。
ゴミを集めても集めてもキリが無いと思う。
でもその集めている姿が、誰かに何かが伝わるようなものになれば
きっと小さいけど、確実に海は変わっていくと思います。
自分のカラダにやさしい、だけの理由でロハスな活動を実行するだけではなく
もっとグローバルな視点で自然をとらえていければと私自身も思っています。
だって、海って計りしれないほど、素敵なゲレンデですからね~。
こひろ談