たけコラム第6回目「穴ホガします」

非常勤スタッフのタケです。

 

今回は、パドル編「穴ホガします」です。

前回、パドルの性格について次回書くといっていたのですが、いきなり話そらします。

 

 

 

ウチのツアーで使っているパドル。

ツアー参加者の方々には、2pcのパドルをアンフェザーでセッティングして貸し出してます。

 

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ちなみに、2pcとは、「ツーピース」。つまり真ん中で2つに分割できるパドルです。

パドルは、特にシーカヤッキングで使うものは、2mを超える長さになるので、持ち運びしやすいように2つに分かれるパドルを使うことが多いです。

 

それに対して、1pc(「ワンピース」)は、分かれないパドルです。

持ち運びには不便ですが、重量が2pcより軽く、また強度もより強くなります。

 

他にも4分割(4pc)のパドルなんてのもあります。

 

 

そして、パドルの両端にあるブレード(漕ぐ面)が同じ面を向いているパドルをアンフェザードパドル(unfeathered paddle)もしくは単にアンフェザーともいいます。(no-featherとかzero featherとか言うこともあります)

 

imge6e05c88mkg32k   ← アンフェザー

 

 

また、両端のブレードの角度が違うパドルをフェザードパドル(feathered paddle)もしくは単にフェザーといいます。

 

imgc0111436mkgbtc ← フェザー

 

 

 

この互いのブレードの角度をフェザーアングル(feather angle)といい、角度がついていない方が(つまりアンフェザーの方が)初めてパドルを握る方には漕ぎやすいのです。

 

なぜフェザーアングルがいろいろあるのかは、また今度お話ししましょう。

 

 

本題に戻ります。

 

で、2pcのパドルは、接合部が一方には上下に(ひっこんだり、つきでたり)動くボタンがあり、もう一方は穴が開いてあるのが多いです。その穴にボタンを穴に差し込むことにより分割された一対のパドルが固定されるんです。

そして、その穴が複数あると、ブレードの角度が選べて、フェザーで漕いだり、アンフェザーで漕いだりできるのです。

 

 

 

ところでウチで使っているパドル、カーボン製の2pcの軽いパドルがあるのですが、実はコレ、その穴が1つしかないんです。そしてフェザーでしかセッティングできない。

 

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ということで、穴をホガします。

 

 

「ホガす」とは、九州の言葉で、穴を開けること。

かわいい言葉でしょう?

 

大学のとき、一緒にカヤックに行っていた同級生がいます。

その彼が、就職で東京に出て、ついたあだ名が「ホゲホゲ」。

どうやら、研究発表のときに「穴がホゲている」と言ってしまったようで、それ以来「ホゲホゲ」になったそうです。

 

元気にしてるかなぁ、ホゲホゲ。

 

 

 

というわけで、近くパドル改造作戦、始めます。

 
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