漕いで漕いで、帰りは三陸鉄道で帰ってこよう企画のレポートです♪
2006年10月16日 wrote
たいへんお待たせしました!
えっと、手作りさせて頂いております商品が大変混雑しておりまして
ちょっとミシンから手が放せませんでした^^;
やっとこ、10月の三連休のレポートを書かせて頂きます♪
この企画は
SORAのお客様もおかげさまでリピーターの方がほとんどで
だんだんと海に慣れた方が多くなってきたことから
そろそろレベル*アップ企画もいいかも
と思いご用意させていただきました♪
私の考えるシーカヤックの楽しさ、
それはなんといっても衝撃が走るほど
凄い積載力!を生かして旅をすることだと思っています。
かつては
鯨やあざらしを運んだり
そして昔のエスキモー村では
郵便配達に使ったりと、荷物を運ぶものとしては
かなり有効な移動手段だと私は考えています。
(私はそれが楽しくて、カヤックにスキーを積んで北極の山を滑っていました!)
ザックでは担げないほどの荷物が
あれよあれよと言う間に入り
なおかつ水に浮かべるとスッと軽く運べるのは
とても感動するできごとです。
だから今回は
食材やテントなど、すべての道具をカヤックに積み込んで
キャンプ場ではなくカヤックでしか上陸できないビーチで
ワイワイ夜を明かす「プチ遠征スタイル」にしたいな~と思っていたのです。
しかも三陸は
豪快な半島がいくつも連なるリアス式海岸。
いくつも大きな半島をアタックして乗り越えて
帰りは入り江の奥に点在する無人駅から
三陸鉄道で帰ってくることが可能なのです!
▲海図をみながら打合せする図
当初の予定では
三陸といえば、ココでしょ、という大きなビッグ*ペニンシュラなど
5つの半島を越えていくプランを予定していました。
しかも天気は快晴!
これはいけるかも、という淡い期待を胸に
三陸へと向かったのでした。
しかし、漁師さんたちとお話するうちに
最近、強風が10日間位続いていることが判明。
海のなかもうねりが凄くて
海中工事も中止されてしまうほどだとか・・・。
ということで、とりあえず漁師のトシチャン↑と一緒に
岬の横にある
盆栽の庭に寝ているかのような
美しいキャンプ希望地まで漕いで様子をみることに。
▲水はとても澄んでいます!
ところがこの先が物凄いことになっていて・・・
とりあえず
ランチでもとりながら風待ちをすることに・・・。
時間ができたのでパンでも焼いて待ちます。
Nちゃnたちが、海岸で胡桃を沢山みつけてきて
石器でガツガツ壊して、即席くるみ*パンにしました~
このふたり、どこでも生きていけるわ!
夕方まで待っても風がやまないので
明日にかけることになりました。
シーカヤックの一番の敵は、風です。
私が以前、葉山でカヤックを教えてもらっていたときに
師匠だった柴田さんに質問されたことがあります。
「波はどうしてできる?」
私は「風」と即答しましたが
もしかしたらカヤックをしていなかったら
それに気付かなかったかもしれません。
風は波をつくったり、木を揺らしたりと
目には見えませんがいろんな自然現象を創り
私たちに楽しさや苦しさを教えてくれます。
風には無駄に抵抗しても駄目なので
カヤックの上でサンセット*クルーズを。
ただの宴会ですが
カヤックの上でイカダを組んで
Rくん特製の日本酒でつけた梅酒をいただきました~
そして今晩は漁師さんの番屋で大宴会!となりました!!!
でるわ、でるわ、トシちゃんの秘蔵シーフード!!!
そしてまた食べまくりツアーへと変貌するのでした(笑!)
近くの川であがったばっかりの鮭のチャンチャン焼
トシチャンの釣ったイカの一夜干し。プクプクしておいしい!
などなど、風のおかげで
豪華な夜となりました!
そして翌日、早朝
気温が上がって風が出る前に
半島越えを試みます!
強風のなかでも一つくらいは半島を越えたいよね~って
いうことで波が場所によっては3mを越える
海の壁を越えていきました~
では続きはまた次回に~