たけコラム 第3回目

たけコラム3回目です。
今回のテーマは「カヤックとカヌーのちがいについて」。最近「カヤック」というコトバを使っても、結構理解してもらえます。
ずいぶんと認知されてきたんだなぁ、と感心します。

タケがカヤックを始めた頃は、「カヤックやってます!」なんていっても、理解してもらえませんでした。
そもそも、タケ自身がカヤックなんてコトバ使ってませんでした。

その頃は、日本で販売されているシーカヤックはごくごく少数。
そしてカヤックという名称もあまり使われていなかったので、「シーカヤック」ならぬ「シーカヌー」という表現も使われていました。

はじめにお伝えします。

「カヌー」も「カヤック」もどちらだっていいんです。

もちろん、ちがう意味で使うときもあります。
本とかを読むと、
「カヤックはダブルブレードのパドルで漕ぎ、カヌーはシングルブレードのパドルで漕ぐ」と、説明されています。

つまり、カヤックはフネの両側を交互に漕いで、カヌーはフネのどちらか片方を漕いで進むのです。

しかし、最近でこそそんな使い分けをしていますが、上に書いたとおり、以前はカヤックも含んだ意味でカヌーというコトバを使い、それが普通でした。

1991年に亡くなった「高木公三郎」先生という方がいます。

実はタケは直接先生と面識はないのですが、タケがカヌーを習っていて当時海外へ一緒に遠征をしていた師匠に連れられて葬儀に参加しました。
その葬儀のものすごいこと!
とある京都の寺院で行われたのですが、ボート・カヤック関係者がすごい数で集合してました。

オールやパドルが写真と共に飾られて、「これぞボート・カヌー界のドン!」って雰囲気でした。

なかでも、京都大学のボート部・カヌー部の部長をされていたらしく、学生やOBが大集合。
当時九州の大学に行っていたタケは久しぶりに高校の同級生にも会え、不謹慎ですがチョットうれしかった思い出があります。

そうそう、なぜ「高木公三郎先生」が出てきたかというと、先生は日本でカヌーをはじめて紹介された方なんです。
昭和37年初版(!)の「携帯ボートの楽しみ方」という本があります。

コレは折りたたみ式のカヌーである「ファルトボート」(そういえば、ファルトボートは前を向いて漕ぐんじゃん。まあ、前回の「ボートとカヌー(カヤック)のちがい」には例外もありますということで、、、)を中心にカヌーのことを紹介した本です。
この本では、カヤックというコトバもチョット使ってますが、ほとんどカヌーという表現で記述しています。

話がそれてばかりですが、ここで結論。

「『ティッシュペーパー』を『ハナカミ』とついつい言ってしまう古いタイプのタケは『カヤック』を『カヌー』と言ってしまいますが、
決しておかしくはないんですよ」
(チョット長いか)

だけど、シングルパドルで漕ぐカヌーは、カヤックとは決していわないので注意してくださいね。

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