待ってました!パタゴニア仙台店 OPEN♪
2008年6月3日 wrote
東北には海外にも負けない大自然&パウダースノーなど完璧なフィールドがあるのに
遊んでいる人も少なければ
それを提案するショップも
もっとあってもいいな~と感じていた私。
だから
仙台は日本一、「パチンコの宣伝が多い街」というのも納得。
子供たちはゲームで、大人はパチンコ。
う~ん、もったいないな~と思って
いろいろ企画しても
意外と東北在住の方の腰は重く、一度来るとハマるけど
参加されるまでの検討時間が物凄く長いのが特徴。
どちらかと言うと、関東圏や海外の方のほうが
東北の価値を見出してその凄さを理解してくれているように思う。
オーストラリア人は今、ニセコに夢中だけど
パウダーや山のスティープな表情は北海道に勝るし、
しかも北海道になくて東北にあるもの。
それは、日本ならではの文化や歴史です。
山の帰りに立ち寄る温泉が
茅葺の温泉宿だったりして、アート的感覚でみても東北はおもしろいのだ。
だからオージーなどにバレてニセコのように乱開発されないことを祈ってる。
でもでも、そのフィールドの価値を見出してくれた
あの「パタゴニア」がいよいよ東北に進出!
サーファー・クライマーでもあり
そしてパウダージャンキーでもある
イヴォンが道具づくりを原点に創立した
アウトドアの道具&ウエアメーカーで
私もかつて南米パタゴニアの先、
最南端の岬をシーカヤックで周った「patagonia Expedition」にも
ウエア関係でご協力くださったことがあり
遠征の帰りにその時使ったパドルをイヴォンに
お礼に渡してきたことがあった。
その時に話していた言葉が印象的だった。
かつて僕が制作者として現場で作っていたときと違い
今はデザイナーが多くいて感覚的に僕のイメージと少しかけ離れてしまっている。
日本ではどちらかというと「キレイなブランド」的に
街着としても人気が高いけど、
かつて15年前、アラスカを旅したときに、
小さな港町の作業服屋のスーパーに
回転ハンガーに無造作に陳列された
パタゴニアウエアをみたことがあった。
その町ではみんな、漁師が漁師ガッパのように
ボロボロのパタゴニアを着ていて
これが本来あるべきパタゴニアの姿だと嬉しくなったのを覚えている。
街着としても、とってもカッコイイけど
ぜひ東北では、
いつか三陸の漁師が無意識に漁師ガッパとして着ているような(笑!)
大自然の現場で役立つ作業着としての
「パタゴニア」が東北にも普及してくれることを祈って応援しています!