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コトリワークス×宝島染工コラボ
天然染料100%にこだわり
肌にやさしい染めを追求しました。
福岡県にある「宝島染工」では
草や木などを原料とした天然染料と
伝統的な手作業による染色技法で染色・服作りを行っています。
日本製で、かつ天然染料 100% のアイテムはとても希少。
オーガニックリネンの生地や天然染料など
素材から肌に優しいものを追求することで
原価はとても高くなってしまいましたが
それを本当に求めている方にお届けできるよう
価格をできるだけ抑え、お届けできればと願っています。
「宝島染工」のこだわり
▲代表の大籠千春さんにお話をうかがいました。
■ 天然染料
昔は主流だった、天然染料での手染め。
しかし、安価で色がハッキリと出せる化学染料が拡大していき
天然染料・手染めは徐々に衰退し
現在は一部の高級品のみにしか使われないような、貴重な染色方法となってしまいました。
高級ブランドでも、天然染料と化学染料をミックスして
染めているところがほとんど。
化学染料は、色落ちが少なく発色も良いため、必ずしも悪ではありませんが
肌が弱い方にとっては、少し不安に感じることも。
そんな肌が敏感なお客様にも、安心して快適に
染めものを楽しんでいただける洋服をお創りすることが私たちの使命だと思い
化学染料を一滴も入れずに、オリジナルのオーガニックリネンを
【 天然染料 100% 】で染めるという希望を叶えてもらいました。
肌に優しい = カブレにくい
表面的にではなく、根本的に肌悩みが改善 = 病院に行く必要がなくなる
という、図式を目指し【 天然染料100% 】という
とことん肌にやさしい染めを実現していただきました。
■ 手染めに特化した技術
▲1枚1枚、丁寧に手染めしています。
自然の素材から色をもらうことで
奥行き、深みのある色に仕上がりました。
1枚1枚、職人がじっくりと丁寧に手で染めているため
自然に入るシワやムラによって、より味わい深い1着になりました。
どう丁寧に染めたかによって、仕上りが大きく変わってくるのも
手染めの特徴です。
理想の色を目指し、複数の染料を掛け合わせ
何度も重ねて色を出していきます。
そのため、とても時間と手間は掛かりますが
天然染料ならではの独特な色に仕上がっています。
■ 環境に負担のない排水
化学染料を使うと、排水処理にも化学物質を使う必要があります。
さらに、大量の水も必要となり、コスト的にも環境的にも負担が大きいので
分解できない銅やチタンは使わず、アルミと鉄を使用しています。
■ 細かなチェック体制
5枚ごと、または10枚ごとに色のチェックを行い
場合によっては立ち返って修正をし、最終の色合わせも行っています。
手間や時間はかかってしまいますが、クオリティの高いものを提供するためには
欠かせない工程です。
(色ムラが避けられないものもございます。
若干発生する場合がございますので、予めご了承ください。)
宝島染工は「Living Blue」のプロジェクトに賛同し
「Living Blue」の藍を使用する取組みを始めています。
ベンガル地方(現バングラデシュ)の藍(インド藍)は
深く美しい色や高い定着率から“True Bengal”といわれ
高い評価を得ていました。
しかし、英国の植民地化以降、搾取の手段として利用されたほか
化学染料の発明と普及などにより、この100年以上ほとんど栽培されることがありませんでした。
そこで、藍産業を復活させるべく
2005年に国際NGOのCAREが地元政府と共に
地元農民たちが収入を得る手段として藍栽培を復活させました。
その中で「Living Blue」がプロジェクトとして誕生。
【地元の生産者の組織化】、【意思決定に基づく生産体制の確立】
【公正な価格での販売】などを行い
作り手および、地域に還元することを目的としています。
持続可能な、社会的、文化的、経済的生活の創出に貢献しています。
現在では、3000人もの藍農家、200人以上の染色技術を持った職人がメンバーとして参加し
バングラデシュ北部の周囲の村に広がり生活の安定をもたらしています。
» 宝島染工 公式サイトはこちら
コトリワークス オリジナルリネン生地
(GOTS認証 ヨーロッパ紡績 日本製 オーガニックリネン)
塩素で漂白せずに、酵素を使用しているので
しっとりとした、チクチクしない上質なリネン生地です。
生地の質が良いので、染めた後もしっとり感そのままに仕上ります。
(染め直後はザラつく場合もございます。
気になる際には、内側にアイロンをかけていただくことをオススメいたします。)
▼リネンアイテムはこちらから♪
〜 天然染めについて 〜
■ 洋服を育てる楽しみ
自然から頂いた、柔らかくも奥行きのある色。
天然染めならではの絶妙なゆらぎが1つ1つ個性となり
使い続けることで、経年変化する色もお楽しみいただけます。
家にいる時間が長い今こそ、質の良い1着を大切にお手入れすることで
「自分だけの服」を育てていく楽しみを感じていただけます。
■ 経年変化
▲左:新品 右:5年経過
▲左:新品 右:5年経過
天然染めは、使うほどに味わい深くなる「経年変化」も大きな魅力です。
使い続けるうちに少しずつ色落ちして
風合いの変化を楽しみながら長く使い続けることができます。
〜 藍染について 〜
マメ科 コマツナギ属の植物の葉を収穫し
アルカリ水を加えて抽出、沈殿を繰り返し乾燥させた物を染料として使用しています。
染液に布を漬けては取り出し、空気に触れさせるという作業を何度も繰り返して
少しずつ理想の色に近づけていきます。
藍染は独特の美しい色合いだけではなく
藍特有の多彩な機能性についても注目されています。
【 藍の機能性 】
・紫外線防止
・消臭効果
・アトピー肌への抗菌作用
・防虫効果
・保温性
・生地を強くする
汗をかきやすく、虫が多く出てくる夏にはまさにピッタリ。
生地を強くしてくれることから
火消し装束、鎧、兜の紐などにも使用されてきた歴史があります。
〜 泥染について 〜
宝島染工の泥染めではカテキュー(アカネ科の小木で葉や若枝を染料として使用)で下染を行い
鉄分を多く含む、地元・九州の大木町の泥で反応発色して定着させています。
通常の染めにはない、自然由来の「泥」ならではの
深い色をお楽しみいただけます。
「泥藍染」の工程
■ 下染(1回)
約70℃のカテキューに生地を潜らせ
ムラにならないよう注意しながらしっかり揉み込みます。
その後、乾燥機でしっかり乾かします。
↓
■ 媒染(1回)
下染めの生地がきちんと乾いた後
「鉄媒染液」と「大木町の泥」の反応(化合)で泥染を行います。
↓
■ 藍染
泥染が終わった後、藍染を行います。
藍に漬けて水で洗ってを繰り返す度に、色が濃くなり黒に深みがでます。
5~6回程度藍を重ねていきます。
(100%天然藍の為、化学染料とミックスしたものより1~2回程度多めに重ねています。
手間がよりかかる為、100%天然藍は高価格となり出回らない理由にもなっています。)
Attention ! !
「染めもの」の お手入れ、保管について
■ お洗濯について
・天然染料を手染めしておりますため、1枚1枚異なる風合いやムラがあるのが特徴です。
・染めものは、着用や摩擦(汗や雨などで濡れた状態)により
他の衣類や、淡い色のベルト・バッグ等に色が移る場合がございます。
・柑橘果汁が付きますと、部分的に色落ちしてしまう事があります。
付いた場合は、すぐに部分的に洗い流して果汁を落としてください。
■ 保管について
・光に弱く、長時間の干しっぱなしや蛍光灯があたりますと、変色することがあります。
洗濯後は陰干しにて、保管時は光が入らない場所にお願い致します。
・染めもののお洋服は、たまにお手入れが必要です。
着ないシーズンも、1~2ヶ月に1度は水ですすいであげてください。
日焼けや藍のアクがすすがれ(水が黄ばみます)
すっきりとした色を長く楽しんでいただけます。
コトリワークス×宝島染工コラボ 商品一覧
5件の商品がございます。